作者:佐藤爽雨



百人一首より
(詩花集巻一、春)


(作者:伊勢の大輔)

いにしへの奈良の都の八重桜。
けふ九重ににほひぬるかな。

昔の奈良の都の八重桜が、今日はこの宮で美しく咲き輝きましたこと。 (今日は京の都の九重に咲きにおう、というわけである。)